7月13日に「若手声楽家によるバッハの教会音楽とその系譜」と題して、ロビーコンサートが開催されました。
暑い中たくさんの方がお越しくださいました。
美しく重厚感のある声が館内に響き、心地よいひとときを過ごして頂けたのではないでしょうか♪
7月20日から始まります特別展「関西学院の美術家」 でも、関連イベントとしてロビーコンサートを予定しております。
音楽の響き渡る館内は、いつもとはまた違った雰囲気で絵の鑑賞を楽しんで頂けると思います。
みなさま、お楽しみに・・☆
【S】
現在開催中の「水彩画家 堀江優遺作展-「人間の弱さ」を持つ聖書の人を描き続けて-」は、
7月15日までの会期となっております。
関連イベントとして、7月13日(土)にはロビーコンサートが開催されます。
声楽家の方によるバッハの教会音楽をお聞き頂けます。
心地よい音楽が流れる館内は、またいつもとは違った雰囲気で、作品やお庭の鑑賞を楽しんで頂けますので、皆様ぜひお越しください。
予約は不要(要入館料)ですので、午後2時より始まりますコンサートに合わせて美術館にお越しください♪
そして、特別展の期間だけ金曜日午後5時からは、学芸員と一緒に作品を鑑賞する「ギャラリーツアー」、
毎週日曜日午後2時からは、学芸員による「解説会」を行っております。
どちらも約30分間を予定しております。作品や作者についてより理解を深めたいという方は、ぜひご参加ください。
予約は不要、それぞれ開始時間が近づきましたら、館内放送でご案内致します。
そして、みなさまご存知でしょうか!
毎週金曜日は開館時間を延長して午後6時まで開いております。(入館は午後5時半まで)
最近はすっかり日も長くなってきましたので、夕方のひととき、ゆったりと美術館で過ごしてみるのはいかがでしょうか。
会期終了まで残りわずかとなってきましたが、まだ「堀江優遺作展」をご覧になっていない方はもちろん、
すでにご覧になったという方も、イベントと一緒に展覧会をお楽しみください。
みなさまのお越しをお待ちしております。
追伸 中庭のブドウの木がとても立派な実をつけました。おいしそうに見えるのですが、お味のほどはいかがでしょう?
【S】
「水彩画家 堀江優遺作展」-「人間の弱さ」を持つ聖書の人を描き続けて-は、昨日展示替えいたしました。7月15日までの会期となります。
かつて、「小磯良平の聖書の挿絵」展を当館で開催させていただいたことがありますが、小磯良平の軽やかなタッチとは対照的に、堀江優の作品からは、強く、深刻な感情が迫ってきます。描かれているのは、裏切りや不信、嘘をつくといった「人間の弱さ」を持った聖書の人。展示室にはいにしえの物語があふれています。
しかし、描いた堀江優は、彼らを描いたときに、彼らを非難しようとする気持ちなど全くありませんでした。「どうにかして救われないだろうか」「そんなことをしては駄目だ。頑張るんだ」と、親身になって聖書の人を励ましながら描いていたといいます。ですから、一見すると、恐ろしい内容に思われる作品でも、しばらく見ているうちに、次第に暖かい画家の感情が感じられてくるのです。キリスト教に通じていないかたにも、その気持ちが充分ご理解いただけることでしょう。
堀江作品が、これほどまとまって展示されることはかつてありませんでした。今回の展覧会は、「じっくりと考える」「知識を深める」ことに関心があるかたには特にオススメです。
紫陽花も美しく色づいています。雨が降ればもっと美しくなるでしょう。【D】