【近代絵画の巨匠 和田英作展】
8月13日(土)から10月10日(月・祝)まで、特別展「近代絵画の巨匠 和田 英作展」を開催しました。
黒田清輝のもとで洋画を学んだ和田は、その才能を認められ東京美術学校の助教授として招かれます。しかし、和田は同校に編入しなおし、卒業後ヨーロッパ留学を経て、1903(明治36)年29歳で教授に就任しました。その19年後に、小磯良平が入学します。
館内には小磯が東京美術大学を卒業する際、和田と一緒に撮影された写真が展示されました。
特別展の解説会や鹿児島市立美術館の副館長 山西 健夫氏による記念講座「和田英作の芸術~日本的洋画の一典型として~」、当館学芸員の高橋 佳苗による関連講座「和田英作が目指したひとすじの道―日本の“歴史”を描く-」が開催されました。

【和田の魅力 薔薇と富士】
和田は『バラ富士太郎』と呼ばれるぐらいに、画家の後半生は薔薇と富士を描き続けました。図録の表紙をはじめ、さまざまな和田グッズが販売されました。



【展覧会をつくってみよう】
8/29(土)に「子供のための美術講座 美術館大作戦4『自分美術館をつくろう』」を開催しました。今回は小学生のお友達、付き添いのお家の方も合わせて約30名が集まりました。
美術館の展覧会はどのように作られているのか、展示室にはどんな工夫がされているかお話を聞き、展示室の作品を参考にして自分の美術館に飾る作品を描きました。
和田の富士の作品から和をイメージして、畳が敷かれた美術館など、アイデアたっぷりの美術館が出来上がりました!
【最終日はオープンカフェも開催】
開催最終日は『小磯+神戸凮月堂カフェ』でゴーフルの手塗り体験が開催され、秋晴れに恵まれたオープンカフェでは楽しく歓談されているお客様の姿が見られました。神戸観光ウィーク記念で無料開館だったこともあり、来館者数は1000人を超えました!
ご来館いただいた皆様、本当にありがとうございました。
10月15日(土)から12月11日(日)は特別展『描かれた花々 -小磯良平の植物画を中心に-』が開催されています。11月19日(土)20日(日)は関西文化の日で入館無料となっております。関連講座も合わせてお楽しみください。
◆記念講演会(聴講無料・要入館券)「牧野式植物図~植物分類学者が描く植物の世界~」11月3日(木・祝)14:00~15:30
講師:村上 有美(高知県立牧野植物園 牧野文庫司書)
◆関連講座(聴講無料・要入館券)「小磯良平と薬用植物画」10月23日(日)14:00~15:00
講師:廣田 生馬 (当館学芸員)
◆特別展解説会(聴講無料・要入館券)11月6日、13日、27日、12月6日、11日14:00~14:30
(第3日曜日は、ロビーコンサートを開催しております)
【miwa】