日別アーカイブ: 2014年3月11日

「掛軸をつくる」 4回目

3月6日(木)は、大人のためのワークショップ「掛軸をつくる」、ついに最終回となりました。
前回は、【総裏打ち】まで済みました。本日、掛軸づくりの仕上げをしていきます。

まずは、裏打ちした紙を裁断します。その前に、裏打ちした面に【ろう】を塗っていきます。塗る時に、数珠のような玉が連なったもので、ろうを伸ばしていき、均等にろうをなじませます。
これは、防湿効果や、毛羽立ちを防ぐ、糊気を取って柔らかくする効果があるそうです。
そして、切れ目を入れて裏に折り返し、しっかりを折れ目をつけてから、はさみやカミソリを使って切ります。

   
次に、【軸棒】と【表木】を付けます。


まずは、毛羽立ちを防ぐために糊止めをしておきます。
それから、表木の両端に和紙を貼り付けます。掛軸に付けた際、見える部分になるので、絹の紙を貼っておきます。

   
そして、表木を掛軸の上に、軸棒を下に、しっかりと引っ張りながら、糊付けをします。

  

続いて、【カン打ち込み】。
掛け緒を付ける金具を、表木を付けた掛軸の上に金槌で打ち付けます。


最後に【掛緒】【巻緒】を取り付けます。
さきほど取り付けた金具に掛緒を通してしっかり結びます。片方ずつ、緩まないように、ねじれないように引っ張りながら結びますが、これがけっこうややこしくて悪戦苦闘されている方もいらっしゃいました。
そして、巻緒。これは、糸で掛緒の中心に縫い付けます。

   

これで、掛軸が完成しました!
全員の掛軸を並べてみると、裂の色合いもそれぞれですが、作品を引き立てていて、素敵な出来上がりになりました。
自分で描いた作品を自ら表装してみて、掛軸は、見えないところまで丁寧にとても時間をかけて作られていることが分かり、貴重な体験となりました。

最後に、講師の先生方も一緒に全員で記念写真。


これからは、作品だけでなく裂の合わせ方や表装の仕方などにも注目して、掛軸を楽しむことができそうですね。
みなさま、本当にお疲れさまでした!

【S】

 

小磯の愛したモーツァルト ~ピアノとヴァイオリン~

現在、小磯良平の生誕110年を記念して「あなたが選ぶ小磯良平作品選」を開催しています。この展覧会にあわせて開催した3月8日のコンサートでは、小磯良平さんが好まれたモーツァルトの曲ばかり演奏していただきました。当日は、気温が低いけれども春の光が感じられ、楽しみにしていらっしゃったのでしょう、沢山のお客様がいらっしゃいました。(ちなみに、演奏家の武田さんと尾崎さんは、“晴れ女”だそうです!)

いつも思うのが、「もっときちんとした会場があったなら…」ということです。リハーサル時と、お客様が一杯になったときの音のバランスが違ってきてしまうので、担当者としては、とても申し訳ない気分になります。               【D】