「掛軸をつくる」 1回目

大人のためのワークショップ「掛軸をつくる」が2月6日(木)より始まりました。
全4回の講座で、本格的な掛軸に仕立てていきます。

1回目は、谷口禮子先生のご指導のもと、掛軸に仕立てる作品を水墨画で描きました。

水墨画は初めてという方が多く、まずは先生のお手本を見ながら運筆の練習をしました。
水墨画は、油絵や水彩画のように重ね塗りして色や形を修正することができません。
一度、濃く出てしまったらそのままなので、どのような濃さ・太さで墨が出るのか、線や円を描くことで筆遣いを確認しました。

  

濃淡や、かすれ具合を利用して表現していきます。
例えば、花の葉を描くときは、まず薄く葉の形をイメージして筆をおき、そのあと葉の半分に濃く墨をおきます。
太く濃くさせるときは、後から墨を重ねるようにして、立体感などを表現します。

また、かすれさせることで山の稜線や、草木などを描くこともできます。
先生の描かれたお手本を見たときは、とても複雑で難しそうな印象でしたが、墨がかすれるのを利用して、また筆のおき方やぬき具合で不思議と山なみや草木の茂る風景に見えてきます。

  

今回、山なみの風景と月と老梅の風景の2種類を描き、上手く描けた方を清書の作品としました。
次回からは、この作品を表装してゆく掛軸づくりがいよいよ始まります。

何気なく目にしている掛軸ですが、どのように作られているのかは意外と知らないものです・・・また新しい発見がありそうです!

まだまだ始まったばかりの「掛軸をつくる」ワークショップ、次回の様子も美術館通信でお伝えします。
お楽しみに・・♪

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