月別アーカイブ: 2012年5月

特別展講演会『マリー・ローランサンとその時代』

5月27日、元マリー・ローランサン美術館学芸員の富安玲子さんを当館にお招きし、

特別展講演会『マリー・ローランサンとその時代』が開催されました。

定員80名分の整理券が、すぐに配布終了してしまう盛況ぶりでした。

 

画家マリー・ローランサンを生んだ「時代」と「場所」、

彼女の生涯、そして彼女が画家として恵まれていたものとは 等々・・・

 

ローランサンについて深く掘り下げ、細かなエピソードも交えて語ってくださいました。

 

華やかなパリの、売れっ子女流画家という顔の裏には、

いくつもの試練を前向きに乗り越えてきた、彼女の芯の強さが隠れていたことに

気付かされるお話でした。

「ローランサンは、変わることも変わらないことも恐れなかった」

という富安さんの言葉が、とても印象的でした。

 

 

小磯記念美術館では、講座や講演会はもちろん、

学芸員によるギャラリートークや解説会、ロビーコンサート、

子供向けの美術館大作戦など、さまざまなイベントを開催しています。

 

今回、講演会に参加してくださった方、

残念ながら今回は参加できなかったという方も、

また新たなイベントを見つけて、どうぞお気軽にご参加ください。

お待ちしています。(a)

 

雨の似合う美術館

うっとおしい、梅雨の季節が近づいてきましたね。

せっかくの休日も、雨が降ると出かける気が失せるというものです。

 

ところで、みなさんは、雨の小磯記念美術館に来館されたことはありますでしょうか?

 

私はこの4月から当館に勤めているのですが、小磯記念美術館ほど雨の似合う美術館はないと思っています。

 

しとふる雨に濡れた中庭の緑は、いつもよりいっそう艶めいて美しく、

回廊に差し込む柔らかな光は、晴れた日の日差しとはまた違った風情があります。

なにより、この季節、日々緑が濃く深くなっていく植物の変化は、雨の日にこそ如実に感じられ、私の密かな楽しみとなっています。

 

中庭の人気者であるアジサイが咲くのも、もうすぐです。

いよいよカウントダウンが始まっています。

 

梅雨の季節こそ、一度、当館を訪れてみてください。

お待ちしております。  (a)

RICローズガーデン 開園式典

六甲アイランドに美しく咲き誇るバラの名所ができました。

街の皆さんの願いが実を結び、一株一株大切に植えられたバラたちが まさに今満開です。

バラだけでなく、寄り添う花も美しく、花の道は続きます。

 

今、展覧中の小磯良平作品にもバラの花が描かれた「庭」という作品があります。なんだか嬉しいですね。

バラの花を愛でに、六甲アイランドへ是非お越しください。(k)

小磯良平とコーヒー

コーヒー好きで知られる小磯良平。毎朝コーヒー豆をミルで挽き、一杯飲んでから制作に取りかかっていたそうです。

静物画の中には愛用のコーヒーミルが何度も登場し、まさに名脇役でした。アトリエには当時を再現するように、絵のモチーフとなった物たちと共に置かれています。しかし、中央の壁際に専用の台に置かれたコーヒーミルは、脇役どころか主役のような存在感があります。

 

さて、小磯記念美術館から歩いて10分のところに、UCC六甲アイランド工場があるのは皆さまご存知でしょうか?

おいしいコーヒーのルーツを教えていただこうと、先日工場見学「コーヒー体験ツアー」に参加してきました。

エレベーターに乗った瞬間、挽き立てコーヒーの香りが・・。

生産から焙煎まで、おいしいコーヒーを、いつも変わらずいただける秘密を教えていただきました。

見学だけでなく、焙煎による味の違いも舌で感じることができ、益々コーヒー党になりました。

 

 

見学の後は、やはり本格コーヒーを・・・ごちそうさまでした。

 

こんな缶もあったのですね。懐かしい・・・

UCC六甲アイランド工場

見学は火曜・木曜 1日2回 必ず予約が必要です。

詳しくは   http://www.ucc.co.jp/factory/      までどうぞ。

見学の前か後は、小磯記念美術館で、美しい絵を鑑賞し、心も体もリフレッシュ・・・という一日はいかがですか。 (k)

 

 

 

 

みんなで作りたい!!

 

展覧会の準備は、各美術館によって異なりますが、何年も前から調査し、準備をしているところがほとんどです。。。。当館はそうしたくても出来ない複雑な事情がありますが・・・。

 

それはさておき!

来年(平成25年)の「小磯良平作品選」の展示内容を、皆さまもご一緒に考えていただけませんか?

いつもは学芸員の視点で展覧会を構成していますが、ご来館いただいた方の投票・ご意見により展覧会を計画しようと考えています。どのような展示内容になるのでしょうか?今から興味津々です。

 

投票用紙と、投票していただく作品を掲載したパネルを準備しました。

投票用紙に、ご連絡先を記入いただくと、平成25年に開催する「皆で作った展覧会」に、もれなくご招待いたします!

ふるってご参加ください!  【D 】

新規ギャラリーツアーをご存じですか?

日差しが美しく、日が長くなりました。

美術館の中庭の緑が生き生きとして、まぶしいくらいです。先のブログにもありましたように、花が咲き、賑やかになってきました。しばらくすると美しい紫陽花が楽しめます―今年はいったい何色でしょうか。

 

さて、ただいま、特別展を開催中ですが、この展覧会から、金曜日の開館延長時にギャラリーツアーを始めたのをご存じでしょうか?

既に4回開催いたしましたが、まだ周知されていないので、参加者はわずかです。学芸員にたっぷり質問したいという方にはおススメです。金曜日の5時をめざしてご来館ください!お待ちしております。 【D】

中庭に咲く花

小磯記念美術館の中庭には1年を通して様々な花が咲き、彩りを添えてくれます。

特に5月は鮮やかなツツジやシランが見頃となります。

是非、訪れてみてください。

 

 

 

 

 

 

エゴノキ(Styrax  japonica) エゴノキ科の落葉小高木。和名は実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来するそうです。

中庭には5本植えられています。かわいらしく垂れ下がる花に思わずシャッターを切りました。

 

 

 

 

 

 

シラン(Bletilla striata Reichb.fil) ラン科。

薬用植物画として 小磯良平の描いた花の一つです。漢方薬として止血や痛み止め、慢性胃炎に用いられる。

アトリエからの鑑賞がお勧めです。

展示室、アトリエ内での写真撮影はお断りしていますが、廊下からの写真撮影はガラス越しにできます。

また、皆様に楽しんでいただいている”あじさい”の旬な情報もご期待ください。  (k)

 

特別展 スペシャルコンサートのお知らせ

開催中の特別展「マリー・ローランサンとその時代」に寄せて

スペシャルコンサートを開催いたします。

《室内合奏団 THE STRINGS のフレンチ 》

開催日時  5月26日(土) 午後2時開演

        6月23日(土) 午後2時開演

 

ロビーコンサート

5月12日(土)  午後2時開演

時をこえて ~二つの古典主義から~チェロとヴィオラに光を~

どちらもコンサートの料金は無料です。ただし、入館料が必要です。

お友達、ご家族お誘い合わせの上、ご来館ください。

 

美術館大作戦1「マリーローランサンのように やさしく描こう」

4月21日(土)に行いました 子どものための美術講座の様子をお伝えします。

 

まずは、参加の子どもたちとマリー・ローランサンの絵の中に描かれた人物の様子や、周りの情景から感じたことなどを話し合いました。子どもたちは鮮やかでやさしい色彩に惹かれますが、その中にも寂しさや静けさといった作者の気持ちにまで迫った言葉を返してくれました。初めて美術館に来たよ、というお友だちもじっくりと作品の世界に引き込まれた様子でした。

その後は、絵画学習室で、モデルさんを見ながら、ローランサンの気分になって、絵を描くことに挑戦です。

モデルさんには、花飾りを髪につけ、犬のぬいぐるみを持って座っているポーズをお願いしました。

優しい感じを表すために今回はパステルで描きました。

初めてパステルを使うという子どもたちも、どんどんチャレンジして、ためらうことなく描く姿にこちらが感動しました。

最年少の5歳の女の子から、ローランサンの大ファンだとおっしゃる大人の方まで、思い思いに色を選び、丁寧に仕上げていきました。

白いカーディガンもそれぞれに色が加えられ、ローランサンの影響でしょうか、描く人の個性でしょうか、元気だったり柔らかかったり、静かであったり・・・それはそれは素敵な作品の完成です。

最後の鑑賞会でも、「思っていたよりきれいな色で描けました。」という感想も聞くことができました。

 

 

子どものための美術講座「美術館大作戦」では、特別な技術指導はしません。

絵の鑑賞をとおして感じたこと感動したことをもとに、子どもたち(参加の大人の方)が自ら表現することを楽しめる機会であることを願っています。

表現の手法は、話す、文章にする、絵に描く、立体にする、体で表す・・・さまざまですが、そこにはいつも先人のすばらしい作品があるということを大切にしたいと思います。

 

美術館大作戦はまだまだ続きます。どうぞ、興味を持たれた方は、ご応募ください。 (k)